ゲルゲクラウ島オーバーナイトツアー
パンデミック後の初無人島キャンプ!ゲルゲクラウ島にて、漢二人で色々と語り合ってきました!
今回の無人島キャンプツアーは10年来の付き合いになるパラオリピーターMさんとのキャンプツアー。2泊3日で予定をしていましたが、年末からパラオの天候はご機嫌斜め。もしかしたら、キャンプは中止せざる終えないかなぁと思いつつ、日々天気予報サイトと睨めっこしていました。
年が明け、若干風がおさまりつつあるタイミングとなり、予定通り、出艇!北東の風~東の風、風速は正直7m程、マングローブの林に沿って風を避けながらゲルゲクラウ島を目指しました。
マングローブの林に沿って漕ぐ際は風も弱く、水面も穏やか。水深が浅く、漕ぎづらさはあるもの港からしばらくはスムーズな出だしでした。
少し、マングローブの林の中を通ったりと寄り道。ところどころにローカルの仕掛けたカニ捕りの仕掛けがあります。残念ながら小さなマングローブガニがはいっていた程度。
マングローブに沿って、漕ぎ進む事約1時間。いよいよゲルゲクラウ島が近づいてきます。ただし、ここからが今回のツアー最難関。水深は浅いので危険はない場所ですが、島と島の間は風の通り道になります。
風速約8m、瞬間的には風速10mを越える難所。風と潮の流れを考えつつ、流されながらも最短ルートで漕ぎ切れるよう、コース取りが大事な局面。Mさんは某社長との前日の会食で2日酔いの中、頑張って漕ぎ切りましたw
難所を抜け、いよいよゲルゲクラウ島のビーチへ上陸。Mさんも3年ぶりのゲルゲクラウ島への上陸。いつも思うのですが、上陸の際、「帰ってきたぁ!」と思うのはここでキャンプをした事がある者ならではの感傷なのでしょう。カヤックのみで訪れる無人島上陸はなかなか感慨深い瞬間です。
ゲルゲクラウ島には小さなサマーハウスがあり、その近辺のみキャンプサイトになっています。先ずは荷物を運び、キャンプ拠点を整えます。Mさんは早速火起こし。
実はMさんは滞在中、既にカヤンゲルでも2泊3日の一人キャンプを経験済の数少ないパラオキャンプベテラン勢。火起こしは何も言わずともすんなりこなしていました。あたりにココナッツの燻した香りが漂うのが南国キャンプの空気感。
Mさんは2日酔いにより、若干体調不良の為、僕だけ少し漁にでました。ただし、風が強く、強い雨も一時的に降り出したので釣りは断念。悔しかったので、素潜りで五色海老2匹のみ調達してきましたW二人キャンプには十分な量です。
雲が多く、サンセットは残念ながら、いまいちでしたが、満月の為、月暈(つきがさ)が綺麗に出ていました。晩御飯は2日酔いの胃腸に合わせて控えめ。新鮮な五色海老をマリネと味噌汁で頂きました。海の恵みに感謝。
3年ぶりの再会の為、話す事が尽きず、夜更かしした為、遅めの起床w今回はサマーハウスのスペースにテントを張ってみました。パラオキャンプ名物のヤドカリの襲来が無く、中々快適でした。朝食は目玉焼き&ベーコンのジブリサンド。
2日目はMさんも体調が復活したので、一緒にカヤックフィッシング。天候も徐々に回復しつつ、青空が出てきました。先ずはライトキャスティングにチャレンジ。僕はハタが2匹&カスミアジをゲットしましたが、ハタは小さかったのでリリース。カスミアジはアジフライ用でキープ。
Mさんはな当たりはあるものの苦戦中。風も吹いたり止んだりでコンディションは良いとは言えません。気分を変えて、ちょっとジギングやりますか!とルアーをジグに換装。するとほぼほぼ2、3投目で….
まさかの、スマガツオをゲット!!
いや~びっくりしましたね。何か良いサイズかかってるなぁと思ってたら、食べごろサイズのスマガツオをMさんがゲット!
正直、カヤックでスマガツオを挙げた事は僕もまだ無く、密かな目標の一つでしたが、あっさりと達成されてしまいました。嬉しいけど、正直悔しい..w
その後もちょこちょこ外道な当たりはありましたが、リリース。釣果で言えば大した量ではないのですが、カヤックで釣る魚は1っ匹一匹のありがたさが違います。良いサイズの五色海老を発見したので、本日もゲット。これで美味しい晩飯は約束されたと言って良いでしょう。
西日が強烈に当たり始め、いよいよゲルゲクラウ島へ戻ります。2日目は子供心に戻り、アラフォー&アラフィフ少年達は全開で良く遊びました。
無人島に戻り、クッキングタイム。Mさんみずからカツオのタタキを作って頂きました。僕は魚を捌くのは実はパラオで覚えたので、捌き方がざっくりなパラオ式。日本式の綺麗な捌き方を教えて貰い、嬉しいスキルアップ。
五色海老は塩コショウでグリルしつつ、オリーブオイルでガーリックオイルを作り、流し込み、仕上げにマヨネーズとパルミジャーノチーズをまぶして焦げ目をつけます。焦げ目を見て、香りを嗅いだ瞬間、唾液が分泌していきます。
Mさんお手製のカツオのタタキ、生姜醤油にオニオンスライスと生ニンニクスライスを一緒にして、口の中に放り込む。旨い、やっぱりスマガツオはマジ旨い。
海老のグリルも旨かった。二人とも海老を食べる際は無口でモグモグ。本当に旨いモノを食べる際、人は無口になるというのは事実です。事前に持って来た食材もあるので、リブアイステーキを焼き、豚キムチうどんで〆。
良く遊び、楽しみ、自分で獲った食材を調理し、それを肴に晩酌。この一連の流れ以上の楽しみ方を僕は今のところ知りません。心地よい疲労感と満腹感、体と心にこれ以上ない心地良さを与えてくれる無人島のハッピータイムでした。
キャンプ最終日の朝、朝食前にMさんはビーチからちょい投げ釣り。カスミアジが追っかけては来たそうですが、ゲットはならず。本日の朝食はというと..
油で満たされたフライパンに浮かぶ不思議なフライ
その正体はカスミアジと五色海老のフライのタルタルサンドです。お味はというと美味しいのですが少々朝からだとヘビーだったなという印象.美味しく頂けるタイミングというのも大事だったなと少々反省致しましたw
ところで、今回の無人島キャンプ、男二人で様々な事を語りあいましたが、今後の世界に役立つとある会議がこの無人島でひっそりと行われました。
その会議とは….
第2回CUPD(conference uninhabited island in Palau defecating outdoors)・議事録
え~無人島の爽やかな朝食後で恐縮ではありますが、第2回CUPDについて簡単にトーク形式でご報告致します。
*尚このトークは今回のキャンプ内で行われた様々な会話を元に若干のフィクションも含めつつ編集している旨、ご留意ください。
パンデミックや戦争、世界的な気象変動等、様々な問題を抱える現代ですが、Mさんはその後、CUPDについて、どうお考えですか?
何て言うのかなぁ..時代の先を行ってたなって感じやね。もはや、SDGsの一つだと思うんよ!
SDGs..。これはまた、大きくでましたね。それはどのような事が野糞と関係しているんですか?
野糞いうてもね、我々は海にするんよね。トイレットペーパーも使わないから、それだけでもエコなんよね。
確かに..。トイレットペーパーを使わなければSDGsの議題にある森林伐採についても効果があるかもしれません。ただ、その..我々が排出するアレが海洋汚染に繋がる..という懸念についてはいかがですか?
わかっとらんよね!マッパになって海でするとね、魚がバ~って寄ってきて食いよるんよ!それでね、いずれ、その魚が大きくなってきたらそれを捕まえて食べるんよね。
確かに..。接続可能なという観点からもSDGs的かもしれません。あとは富栄養化にならないようバランスが大事ということですね!
そう、大事なのはバランスよね。食品ロス問題もそう、必要な分作って必要な分、消費すれば良いのに。バランスがおかしいんよね。
バランスは大事な観点ですね。ただ、その..あの行為はなかなかテクニックがいるとの不評もあるようなんですが、それについてはいかがですか?
確かにね..。すーっと足に近づいてくるからね。大事なのは風向きと潮の流れを読む事。後は自分の体調によってどんなウ〇コかってとこやね!
風向きと潮の流れは大事ですね、よくわかります!ちなみに体調というのはどういうことですか?
ここでも大事なのはバランスよね。食物繊維をしっかり摂ってればズッシリしたのになるよね?あれは楽なんよ。すーっと沈んでいくからね。ただ、ヴバァッ~って出るやつはあかんよね。あのタイプは厄介なんよ。
あのタイプはキツいですよね..。どこまでも追ってくるんですよね。アレは厄介です。
そこでやっぱり使えそうなのはクリオネスタイルなんよ。あれを普及させる事が肝心よね。
クリオネスタイル。これはまた懐かしいワードが出てきましたね。ただあのテクニックを一般普及させるのは難しいと思うのですが..。
Tiktokとかでね面白い動画作れば良いと思うんよ。先ず、マッパでね、カンナムスタイル踊ってね、海に飛び込むんよ、それでね,クリオネしてヴバァッ~ってやって,魚来るよね?そこでIt`s aクリオネスターイル!みたいなw
いやぁ~面白いですね!いいじゃないですかソレ!それじゃあ、次回、Mさん出演で撮っても良いですか!!バズりますよ絶対!
ゴメン、それだけは無理かな..。
はい、お後がよろしいようで、CUPDのトーク議事録はこのあたりで終了致します。無人島ではこのような真面目な話?をしつつ過ごしていましたw
そういえば、今回ゲルゲクラウ島にこんな看板が建っていました。どういう事かというと、島の環境を元の自然な状態に戻すためのプロジェクトの一環です。
ゲルゲクラウ島はネズミが増えてしまい、元々棲息していたココナッツクラブがほとんど見かけない状態になっていました。そこで、ネズミの駆除をする為、薬品入りの餌を設置したようです。
今回の無人島キャンプではネズミを一回も見かける事は無く、快適に過ごす事が出来ました。無人島でキャンプをする際はゴミを持ち帰る事はもちろん、余った食材等も陸地に廃棄しない事、そもそも食材が余らないようにすることが重要だと改めて思いました。
楽しかったゲルゲクラウ島でのキャンプもいよいよ、終盤。ビーチで記念撮影し、出艇。帰り道はのんびりと漕ぎながら港へと戻りました。
Mさん、パンデミック後の最初の無人島キャンプへのご参加、本当にありがとうございました!無人島キャンプは毎度様々なドラマがあり、ガイドの僕も楽しかったです!願わくば、またKさん、Iさんともいつか一緒にキャンプしたいですね!また、パラオでお会い出来れば嬉しいです!
ツアー写真はコチラ!
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