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パラオ松島洞窟探検ツアー

本日のパラオ松島、相変わらず風も穏やかで湖のようですが、ここ最近のカヤッキングは気を付けなければいけない事があります。それは潮位、このところ午後になると一部の珊瑚が水上に露出するぐらい、潮位が下がります。その為、少し早いお迎え時間にさせて頂き、出艇。朝の清々しい空気の中、のっびりと漕ぐのは心地良い一時です。




潮位が下がると、海の中も濁りやすいので、今日も早めのスノーケルタイム。外海のような派手さは無いパラオ松島ですが、ジャングルが茂るロックアイランドに囲まれた、入り江でのスノーケルはちょっと一味違います。




内湾性の沢山の珊瑚を見る事が出来、少し素潜りが出来る方ならバブルコーラルやソフトコーラルの類も見る事ができます。

また、リーフに潜む小さな魚達を見つけるのも楽しさの一つ。海と湖の間と呼ぶにふさわしい場所で、場所によっては表層は汽水域で５０ｃｍ下は海水域という場所もあるので、外海やインリーフでも見かけないような魚に出会える事も珍しくありません。




スノーケルの後、少し漕いでスカイライトケイヴに訪れました。今日は潮位がどんどん引くので滞在時間は短め。気が付けば良い時間だったので、スカイライトケイブの裏側の入り江でのんびりランチタイム。




せっかくなので、ランチの場所でもスノーケルタイム。先ほどよりも外の海に近い為、どことなく水中も海っぽい雰囲気。魚の大きさも外の海に近づくにつれ、サイズアップしていくのが良くわかります。透明度が良かったのはいくつか立派な海綿があったからでしょうか。

この海綿、スポンジのような形状で実際に乾かすとスポンジと同じように水を吸収するそうです。というか実は逆で、海綿の構造を真似て造られたのが現在のスポンジらしいですね。

海綿は水をろ過し、その際に微生物などを捕食して摂取します。なので海綿がある場所は水が綺麗になります。流れがあるところで無いと、ほとんど生きる事が出来ないので、海の中で見かけたら、そこは潮位の上げ下げによる流れができやすい場所と考えて良いでしょう。




潮位が下がり、珊瑚との距離が近くなってきました。ロックアイランドの下側もだいぶ隙間が空いてきたら潮が引いている証拠です。場所によっては島から水が流れ出ている場所も見かけます。

石灰岩であるロックアイランドには大小さまざまな空洞があり、大きなものは洞窟と呼ばれます。ですが、洞窟程の大きさはなくとも、この大小さまざまな空洞に満潮時に海水が満ちて、そして干潮時に川の流れのようにゴポゴポと流れ出てきます。

こういった現象は石灰岩のある南国ならでは。おそらく沖縄等の石灰岩も同じように海水を出し入れしていると思います。




そして、その大きな空洞であるエメラルドケイヴへ到着。こういった空洞、洞窟は海の中、海と同じ高さ、陸上とそれぞれの場所で見る事が出来ます。

ダイビングで海の中（ブルーホール等）、海上はこのエメラルドケイヴのようなスポット、今日は潮位が低く訪れる事が出来ませんでしたが、陸上にあるターザンケイブ等がそれにあたります。




帰り道、潮位が下がった時こそ良く見えるキャベッジコーラルの場所を通って記念撮影。

総称してキャベッジコーラルと呼ばれており、花の様な形状はローズコーラルと呼ばれたり。ここの珊瑚はカラフルなので、海の中のお花畑のような雰囲気が個人的にお気に入りです。




ゴールの港にだいぶ近づいてきました。ロックアイランドは様々な浸食で島の下部が削れているのですが、満潮時ははっきりとはわかりません。このように干潮時になると削れた箇所が露わになり、小さな島は可愛らしいマッシュ―ルームアイランドになっていきます。



皆様、頑張って漕ぎ切り無事に帰着。ただ、おそらくここまでたくさん漕ぐとは思っていなかったかもしれませんね。ワンダフルワールド・パラオのカヤックツアーはエンジン付きのボートを使わず、カヤックのみで移動します。

なので、比較的アクティブなダイバーさんに1日ツアーはおすすめです。最終日だしのんびりが良いなという方は半日コースもおすすめです。

ダイビングスポットではあまり、見かけない小さな魚達の隠れ家、ニッコーベイことパラオ松島。のんびりとマリンレイクスノーケルが楽しめる良いスポットなので、もし、元気が残っていたら是非、遊びにいらしてください！

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ツアー写真はコチラ！

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