18.12.23

Vol.08 フォトジェニック・パラオ 極彩色の南国

カヤックガイドの南洋通信:Vol.08フォトジェニック・パラオ


どうも!Andoです。今回のカヤックガイドの南洋通信、パラオの美しい自然を写真多めでお伝えしてまいります。


自撮り棒ではしゃぐアラフォーとアラフィフのオジサン2名。

はい、いきなり脱線しそうな一枚からスタートしました..(笑)

世間ではインスタ映えフォトジェニック等という言葉が流行っている!?という事を時差が無いのに時間差で知った今日この頃です。そんな事はさておき、現代のSNS文化に欠かせない映えな写真。女性陣は何の気兼ねも無く、自撮りを楽しむ事が出来るのが女子様の特権ですが、我々男子はそうはいきません。


我々男子が人前で自撮りをしようものなら、「うわ、きもっ!」「イタいな、アイツ」等と思われていなくても、思われていると考えるのが漢心。でもね、実は「ちょっとやってみたいな~」と思ってる男子も中にはいると思うのです。
ただ「人前ではちょっと..」という繊細なハートを持つ我々男子。

そこで、街中のあるコロール島という島から車で北へ約1時間20分、ボートに乗り換え、さらに約40数km、無人島で一泊。翌日、さらに北へ40数km、合計約120km程移動し、ぎりぎりパラオ国内の誰も行かない珊瑚島の上で周りに人がいない事を確認し、撮影決行。

しかし、普段自撮りなどしないので、上手く撮れず、同じポーズで20回ぐらい撮影し、ようやく自撮りに至ったという奇跡のフォトジェニックな一枚である事をお伝えしたかった次第です。


え!遠くに人がいる!?
「あぁ、いいんです別に。近くで見られなければ..。」

はい、ありがとうございました。Ando脳内劇場終わります。
…という訳で、今回のテーマは「フォトジェニック・パラオ」
ここからはちょっと真面目に書いてまいります。


フォトジェニックって何ぞや?

いわゆるインスタ映えが流行った後、広告に効果的なキャッチフレーズとして使いたくても、インスタグラムという商品名を使う事が出来ない為、SNS映え、フォトジェニックという言葉になっていったようですが、真相は定かではありません。

意味はそのままですね。「写真映えする」という事になります。「写真映えする旅行に行きたい!」というニーズから各旅行会社様も「写真映えする旅行」というテーマで展開、旅行業にとって今や重要なテーマの一つになっています。

あ~前置き長いな~、はよパラオの綺麗な写真見せてよ~という心の声がこの投稿を書いている時点で既に聞こえてくるので一枚写真追加。


「フォトジェニックな写真が撮りたい!」だから「写真映えする綺麗なトコ行きたい!」というのは至極当然の心理。そこで思うんです。「綺麗なトコ」ってどんな場所でしょうか?ガイドブックに載っている名所でしょうか?

もちろんガイドブックに載っている名所はとても美しく、写真映えもバッチリです。ですが、僕の思うパラオの自然はそのすべてがフォトジェニックであると考えています。

以前、パラオに来られた旅好きの方が「他の南国と比べると、どこに行っても綺麗な国ですね」と仰っていました。そうなんです!パラオはどこに行っても素敵な自然が残っているんです。

僕はカヤックガイドでして、日々写真を撮っています。そこで思うのはガイドブックに載っていない場所も「こんなに綺麗なんだけどな~。」という事です。

もちろんガイドブックの性質上、有名なスポットは外す事はできないですし、逆にちょっとマニアックなスポットにはページも予算も出せないはずです。そこで、今回は普段僕がツアー中に撮影している写真を地名入りでご紹介してまいります。

フォトジェニックかどうかは意見が色々あると思いますが、ガイドブックに載っていないシーンをお届けできればと思っての記事です。尚、写真はオリンパスの防水カメラTG4、TG5、特に一眼等は使用していないので、素人で誰でも撮れる写真としてご覧頂ければ幸いです。

Nikko Bay/パラオ松島


まずはニッコーベイと呼ばれるコロール島近辺の入り江。日本統治時代には日本の松島に似た景色からパラオ松島の名で当時の日本人に親しまれていたといいます。僕個人は「パラオ松島」という名前が好きなので、以後パラオ松島と記載致します。ロックアイランドらしい島々、波風の影響が少ない為、海中では独特の珊瑚礁が育ち、海と湖の間と呼ぶにふさわしい環境です。いくつかの洞窟があり、探検気分を楽しめるカヤッキングに最適なフィールドです。

パラオ松島・洞窟の写真


パラオ松島内の洞窟での一枚。お客さんが素敵なアメリカンカップルだったので、お二人自体が写真映えで好きな一枚です。


上の写真の洞窟内部。洞窟の中から外を見ると、淡いエメラルドグリーンの色合いが綺麗で、エメラルドケイヴと呼んでいます。


エメラルドケイヴの入り口付近で撮影すると、こんな具合になります。光の差し込みが幻想的な雰囲気になり好きなスポットです。


再び登場のお二人!こちらは別の洞窟、通称ターザンケイヴ。悠久の年月が生み出す美しい鍾乳石がフォトジェニックな雰囲気を醸し出します。なんでターザンかというと…


こういう事です。洞窟内には丈夫なツタが無数にあり、気分はターザン。


ターザンケイヴは天窓洞になっており、差し込む光を浴びると、こんな素敵な一枚になります。光の差し込みは時間帯によって変わる為、毎回は撮れない貴重なワンシーン。


三度登場のお二人(笑)海側から見ると小さな入り口ですが、中に入るとそこはフォトジェニックな空間。天窓洞のような地形が美しい名もなきスポット。

フォトジェニックな海の色合い


パラオの海はどこも透明度が良く、カヤック上から珊瑚礁や魚が綺麗に見えます。


可愛らしいグルグルサンゴと呼んでいます。本当はバラサンゴ、キャベッジコーラルといいます。


外海付近に行けば、フォトジェニック間違いなしの海のグラデーション。


島影から撮ると定番のシルエット系の写真に仕上がります。ベタ凪の海が綺麗です。


サンセットの海も綺麗です。水面に映る夕日が美しく、ゴールデンタイム..と呼んでいます。


水面に映り込む色合いが綺麗な鏡面反射の写真。パラオ松島内は穏やかな場所が多いので、比較的簡単に撮れます。


凪の時は波一つない美しい光景。写真は朝凪の一枚。

独特な水中環境


島々に囲まれ、天然の防波堤に守られた環境は外海とは違った雰囲気です。穏やかな入江なので、写真を撮るのもリラックスして楽しめます。


光が差し込むと独特の珊瑚環境もあって幻想的な写真が撮れる事も。


外の海に近づくほど、海は青い色を増していきます。写真を撮りながら、環境の違いに目を向けるのも楽しいです。


こちらもパラオ松島内の水中の雰囲気が伝わる好きな写真。


スノーケルで浅い場所も行くことが出来るので、簡単に珊瑚や魚の写真を撮る事も可能。


まん丸な脳サンゴ。名前はともかく、まん丸なこの珊瑚も可愛らしい写真になります。


何だこれ!?運が良ければこんな生き物に出会えることも。初めて見た方は驚くウミウシ。カラフルな色合いが素敵です。


ロックアイランドのラグーンはたまにクラゲを見かけます。下から撮ると定番の空飛ぶクラゲ。

Nikko Bay/パラオ松島 まとめギャラリー

すべての写真にコメントをつけたいのですが、量が多いのでギャラリー形式にまとめました。もっと見たい方はこちらのギャラリーからクリックしてください。


まだまだあるフォトジェニックなスポット


いかがでしたでしょうか?まだまだ沢山の写真があるのですが、かなり長い記事になりそうなので、今回はNikko Bay/パラオ松島のみとさせて頂きますm(__)m

今回の記事でお伝えしたかったのはどこに行ってもパラオはフォトジェニックですよ!良いトコめっちゃありますよ!という事です。

余談ですが、メディアの撮影等でパラオに初めて来るカメラマンの方は大変困るとよく聞きます。なぜかといえば写真映えする場所がありすぎて、どこまで撮影したら良いのか判断に困るという訳です。

結果、雑誌ではページ数、動画は尺の制限がある為、良いスポットも世間には露出しないという流れです。要は良いところがありすぎるという贅沢な悩みが情報の露出を妨げているのだと思います。

フォトジェニックな写真が撮りたい方は是非一度パラオにお越しください。
みなさま素敵な笑顔とフォトジェニックな写真をお持ち帰り頂けます!

さて、次回は今回ご紹介できなかった場所をフォトジェニック・パラオの続編として書いてみます。ご興味がある方はFacebookをフォロー頂ければ、「カヤックガイドの南洋通信」の記事のみ、投稿をFacebookでお知らせしています。


Facebookページはこちら↓

こちらの記事のリンク、シェアはご自由にお使い頂けます。シェア頂ける方はURLをコピペして、お好きなSNSにでも流して頂くか、下記facebookでシェア頂ければ嬉しいです。尚、写真の無断使用はご遠慮くださいませ。


Pagetop画像